1973年生まれのまる男は小学校1年の頃から、ある理由でプロも通うボクシングジムで学校以外、ボクシング漬けだった。そして、中学校、友達に誘われて野球部に入る。運動神経は怪物だけど、常識のだいぶずれた少年と少し奥手な仲間たちの物語である



高校1年生になったまる男、初めてのアルバイトの帰り道22時半を回っていた。日曜日はもう人通りも少ない。

そこに自販機を叩いてる変な姉ちゃんが居た。

どうやら酒に酔ってる

「何で出ないんだよー!」

叫びながら叩き続ける

まる男は仕方ないのでお姉さんに話しかける

「どうしました?」

お姉さんはお金を入れたのにジュースが出てこないとの事。予測通りだ。そして酔ってるのは息の匂いで分かる。どんだけ飲んだのだ?

自販機を見ると100円しか入ってない。消費税が初めて導入された年なのだ。ジュースは今まで100円だったのが110円となった。

出て来ないのが当り前だ。

え?110円は安い?そう、この頃はこの値段だった。色々安かったのだ。定価は高くなり割引が大きくなっていったのがデフレ不況だ。自販機などの定価で買う所は段々高くなっている。

まあ今回は110円の自販機に100円しか入れて無かった

「あの消費税の導入で100円じゃ買えないですよ」

と言いながら、自販機からお姉さんに目を移すとお姉さんは寝息を立ててる。

「はぁ~」

まる男はお姉さんをおんぶして交番まで歩いて行った。


「いえ、自首じゃありません」

これが交番に入って最初の言葉だ



自首

まる男160