1973年生まれのまる男は小学校1年の頃から、ある理由でプロも通うボクシングジムで学校以外、ボクシング漬けだった。そして、中学校、友達に誘われて野球部に入る。運動神経は怪物だけど、常識のだいぶずれた少年と少し奥手な仲間たちの物語である。
まる男はこの日のテストにてカンニングをする決心をしていた
今日のテストで100点を取れば冬休みに観光地茄子へ連れて行って貰えるのだ
どうしても茄子へ行きたいまる男は100点を確実にとる為にカンニングをすべきだ
と考えた
さあ、2時間目が始まった
ひえた(担任の先生のあだ名)がテスト用紙を配り、始めの合図をした
そこですかさずまる男は手を挙げた
そして叫ぶ
「先生、100点取りたいのでカンニングさせて下さい」
???
ひえた(先生)驚き数秒後、真剣な顔で
「ダメだ」
と一言
まる男はうなだれる訳でもなく次の言葉を放つ
「では、今日のテストを200点満点にして下さい
ジュース、奢るんで」
ひえた(先生)
「い、いいよー」
まる男はこの日168点を取った
両親はしかめ面で
「仕方ないなー」
と承諾
正月休みの旅行は栃木県茄子に決まった
「あーあ、アメリカ旅行、行きたかったなー」
とまる男母はまる男父にこぼす
家政婦のウメさんはそれを聞きながら思った
(私もアメリカ行きたかったわ。まる男坊ちゃんはバカで困るわー)
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