走谷は塾で授業を受け終わると家路に着く
暗い夜道を歩いていた
もう22時を過ぎていた
中学生の走谷にはまだ夜は長い
歩いていると目の前を小学生が歩いていた
彼も塾帰りかな?
ファルディアは夜道を子供1人で歩かせる事に違和感を覚えていた
前回の担当の人間はアメリカ人だった
子供は必ず大人が付き添って歩くのだ
「ん?」
ファルディアが歩く子供をじっと見てると子供の背後に何か居る
背後霊かなんかかな?
悪霊だったりして
そんな事を思うファルディアの目に飛び込んだのは
アイツだ!
天使が子供の肩に乗っていた。肩車の形でだ
また辺りをキョロキョロ見てる
(アイツは5歳児か!?)
そんな事を思うと背後から声が聞こえた
「あー、今回の天使くんは素敵だなー。ほんとに賢くてハンサムで羨ましいなー。と言え」
と天使のヤローの声だ
いつの間に!
と後ろを向く
「うわー!」
ファルディアの目の前には走谷の顔のアップだ
走谷の肩から顔を出した天使が笑っている
💢
「サボってんじゃねーよ。人間に命令しよーぜ」
天使がファルディアを見下ろしていた
屈辱に天使を睨みながらファルディアは言った
「あいつから金を巻き上げろ。数百円はあるはずだ。それでなんか食おうぜー」
天使
「走谷!悪魔のビックリした顔に表情変えずに居たお前は優しいな」
💢
ファルディアは怒って天使を怒鳴りつけた
「テメー天使の仕事しろや!」
人差し指で天使を顔を指差した
「プーカ。俺は天使プーカ」
ニコッと微笑したプーカはファラディアの指を握りつぶすつもりだろう力を入れて握った
💢💢
「何で指を…」
痛さで人差し指をさすりながらプーカを睨みつけるファルディア
ウインクするプーカ
💢💢💢
その瞬間にファルディアはプーカに殴りかかっていた
いや、プーカが乗っていた走谷の肩の上にパンチを一発!…空振りした。
「な、何で殴るんだよー」
プーカはカウンターでファフディアの頬にパンチだ


第3話「スパイする天使」
https://kurokoda64213.com/archives/25768305.html

第1話「天使プーカとの出会い」
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第4話「プーカの正体」
https://kurokoda64213.com/archives/25843251.html

第5話「逢引き」
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第6話「優しい誠十郎」
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第7話「スクールヴァルナの誠十郎」
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第8話「誠十郎、精一杯の切実」
https://kurokoda64213.com/archives/26206847.html

第9話「誠十郎、夜に駆けなさい」
https://kurokoda64213.com/archives/26244629.html

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