誠十郎は家に付いていた
2人がケンカ?をしてる間にだ
帰宅の挨拶をしてそのまま2階の自分の部屋へ入ると無造作にカバンを投げ置きベットに仰向けで横たわる
遅れてファラディアとプーカがドアをすり抜けて部屋に入る

「いやー。良いもの見たなー」
プーカはホクホク顔でファルディアに言う。
「お前、よく、あれを見つけたなー」
ファルディアもご機嫌だ。
2人は殴り合いの喧嘩をしてたが、途中、プーカの言葉で止めた。
「あ。あそこの陰でキスしてる奴らがいるぞ」
流石にファルディアもそちらに気がそれる。
喧嘩してるすぐの路地で………まあ、割愛しよう
ファルディアは曲がり角を陰にしてカップルを覗いたがプーカは直近10cmの所でじ〜っと見てた
(恥ずかしくないんかい)
とファルディアは思ったが
(プーカだもんな)
と自らを納得させる
5分ほどでカップルは移動始めた
両方ともに明日は仕事で帰らなければならない
と話しながら歩いて行った

誠十郎の部屋に戻る。誠十郎は勉強をしていた
塾の宿題をやっている様だ。
ファルディアが覗き込むと呟いた
「あー、こいつの奴隷に配属されたんだよなー」
どうやら歴史の勉強の様だ
「え?誠十郎に奴隷になれって?」
プーカはニヤニヤしてる
「違う!教科書に歴史が載ってんだよ。何でそんな事考えれて天使出来んだよー」
ハンサムなタキシードが頬を膨らませつつ言うのは気持ちわりーな
とファルディアの言葉にプーカが言う
「そろそろ、忠告しねーか?」
ファルディア
「勉強なんて辞めちまってゲームしようぜー」
プーカ
「全部間違えろ!で、先生にはこっちが都市伝説で通説だって言ってました。と言え」
ファルディア「???」
「お前は天使なんだから、勉強しろ。とか言うべきなんじゃねーのか?」
プーカはチラッとファルディアを見て
「これだから素人は困る…」
とか呟いている
(コイツは何か計算があって言ってたのか?)

第1話「天使プーカとの出会い」
https://kurokoda64213.com/archives/25744634.html

第2話「天使の夜道」
https://kurokoda64213.com/archives/25767152.html

第4話「プーカの正体」
https://kurokoda64213.com/archives/25843251.html

第5話「逢引き」
https://kurokoda64213.com/archives/25855711.html

第6話「優しい誠十郎」
https://kurokoda64213.com/archives/25987840.html

第7話「スクールヴァルナの誠十郎」
https://kurokoda64213.com/archives/26043357.html

第8話「誠十郎、精一杯の切実」
https://kurokoda64213.com/archives/26206847.html

第9話「誠十郎、夜に駆けなさい」
https://kurokoda64213.com/archives/26244629.html


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