1973年生まれのまる男は小学校1年の頃から、ある理由でプロも通うボクシングジムで学校以外、ボクシング漬けだった。そして、中学校、友達に誘われて野球部に入る。運動神経は怪物だけど、常識のだいぶずれた少年と少し奥手な仲間たちの物語である
「1987年11月4日」
昨夜、ヘッドホンで中森明菜のアルバムを聞いてると、
女の声で「シュークリームが食べたい」と聞こえた。
俺にはわかる、これは明菜先輩の指令だ。
冷蔵庫を漁るとシュークリームがあったから、先輩の家に持って行った。
チャイムを押すと先輩が出てきて、黙って受け取るとバタン!とドアを閉めた。
任務完了。
次の日、3年の先輩とケンカした。
先輩の弁当を俺が黙って食べてしまったのが原因だ。
でも2年の明菜先輩が俺の味方してくれたから、皆がこっち側についてくれて助かった。
3年の先輩は泣いていたが仕方がない
だって俺はお腹が空いてたんだからな。
それにしても
やっぱり明菜先輩の手下はやめられねー
---
20年後、この日記を見つけた妻の君子は
「まる男だから何か勘違いしたんだろう」
と、いつも通り流して生活した。
(文中の明菜先輩とはアイドルの中森明菜とは同名な別人です)

「1987年11月4日」
昨夜、ヘッドホンで中森明菜のアルバムを聞いてると、
女の声で「シュークリームが食べたい」と聞こえた。
俺にはわかる、これは明菜先輩の指令だ。
冷蔵庫を漁るとシュークリームがあったから、先輩の家に持って行った。
チャイムを押すと先輩が出てきて、黙って受け取るとバタン!とドアを閉めた。
任務完了。
次の日、3年の先輩とケンカした。
先輩の弁当を俺が黙って食べてしまったのが原因だ。
でも2年の明菜先輩が俺の味方してくれたから、皆がこっち側についてくれて助かった。
3年の先輩は泣いていたが仕方がない
だって俺はお腹が空いてたんだからな。
それにしても
やっぱり明菜先輩の手下はやめられねー
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20年後、この日記を見つけた妻の君子は
「まる男だから何か勘違いしたんだろう」
と、いつも通り流して生活した。
(文中の明菜先輩とはアイドルの中森明菜とは同名な別人です)

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