2025'4/2


強兵より富国


日本の軍事費に充てる建設国債の発行額が増加している
2025年度当初予算は前年度当初比40%増だ
今、現在の課題として、今すぐに着手するべきことと、将来的に取り組むべきかもしれないことが反対だ
・八潮市の陥没事故からの課題に代表されるインフラの老朽化対策
・諸外国に比べて遅れている電柱の地中化といったインフラ整備
・さらに高速道路の無料化または利用料金の低額化の検討
など
それも、今すぐにやらなければならない

一方、軍事費に関しては、
その増加の最大の懸念は中国の台頭だろう。
しかし、中国は現代の国際社会で力をつけた国であり、現代の国際ルールの方が都合が良いはず。
私の考えでは、中国は軍事行動よりも、経済的・軍事的影響力の拡大地域覇権を追求する可能性が高い。資源や、エネルギー資源への依存強化戦略がその一例だ。 これにより、アジア諸国や日本が中国の経済力に依存する状況が進めば、将来的に日本の安全保障や経済的自立が警戒される可能性がある。

ヨーロッパの国民は理念に影響されやすく、アメリカの国民は利益によって動かされる傾向がある。
アメリカと中国は、ある意味で似たライバルと言えるかもしれない。
中国は挑発されない限り軍事行動を起こさない可能性が高い。それは、戦前の日本に対して行われたABCD包囲網のような状況にならない限り、という意味だ。
将来的に軍事費増強が必要になる可能性は、サイコロで偶数が出る確率程度には予測できる。
そのため、その時に備えて国力を高める必要がある。
それこそが、明治維新で行われた『富国強兵』の精神に通じている。つまりは『富国』を優先するべきである。
IMG_2709